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女性用風俗における性被害者のためのガイドライン

女風ガイドライン

「選ばれしセラピストの女風コラム」第三弾!!今回は老舗女性用風俗店ジェントルマン東京の人気セラピストビダンさんによるコラム。

近年、女風利用者と共に店舗数も急増し盛り上がりを見せる女性用風俗業界、まだまだ歴史の浅い発展途上な現在、女性の風俗利用における知識や情報も男性用風俗に比べると情報が乏しい環境にあるなと従事しながら感じてきた中で、少しでもより多くの女性が安心して女性用風俗をお楽しみいただきたい。

そんな想いから2年前に望まぬ本番行為への防止策や、もし性被害にあってしまった場合の対処法などをまとめた『女性用風俗における性被害者のためのガイド』を今回は再編した内容となっています。

女性用風俗では本番行為が禁止されております。ここでいう本番行為とは、性行為の挿入することを指します。セラピストの本番行為が発覚した際に厳しい罰金処置や罰則を設けている店舗がほとんどです。しかし物事において絶対という安心は店舗内はまだしも業界においては言い切れないもの。本日はそんな不安を抱えるあなたが少しでも安心出来るように、身を守る術をここに書き記しておきます。

目次

防止策

いきなり物々しいタイトルでございます。しかし偉い人がいいことを言っております。”予防は治療に勝る”のでございます。嫌な思いや不安にならないためにまずしておくことは、事前に防止しておくことです。これが一番労力がかからないし、何より手っ取り早いです。しかも今回紹介させていただく防止策はかなり簡単です。それはズバリ、事前にお店かキャストに「本番行為を迫られることはないんですよね?」と確認しておくことです

これは“相手が身構えている””警戒している”と事前に相手に思わせることが出来るため、かなりの抑止力になるフレーズです。また、後に同意のない本番行為があった場合には、話を優位に進められることにもなりますので、女性用風俗を使う上で恐怖心がある方は念を押して聞いてみましょう。

一見シンプルに見える防止策ですが、効果は絶大です。とは言えこんなこと聞いて相手に不快な思いをさせるのではないかと躊躇する気持ちがある女性が多いと思いますが、安心してください。ここは風俗です。歴史も浅い女性用の風俗において誰でも一度は考える内容です。聞かれることは全くもってセラピストは何も思いませんし、逆に確認してくださる事で女性の気持ちを知る一つの情報になります。真摯に女性に向き合ってくれるセラピストは快く受け入れてくれるはずですし、その不安も汲み取ってくれるセラピストに出会えたら尚の事良し。もし少しでも不安のある方は事前に聞いておくといいでしょう。

合言葉は「本番行為を迫られることはないんですよね?」です。

緊急回避

続いては緊急回避の方法です。こちらは先ほどの防止策に比べなかなかハードルが高い行動になります。もしセラピストがラブホテルの一室で望まない本番行為を強要してきた場合の対応策でございます。

恐らく密室でことが及ばれそうになった場合、暴行への恐怖心でフリーズしてしまうかもしれませんが、知っているのと知らないのとで、「怖い」と思った時に動けるかどうかが決まることも多くあるので知っておいて損はありません。その具体的な方法は、電話機の場所とフロントの番号を覚えておくことです。

ラブホテルなどではベッドの脇にホテルの電話機が置いてあることがほとんど。しかも大体ボタンひとつ押せばフロントに繋がる仕様になっており、大変便利です。(そして大体ダイヤル9番)万が一、強制的に本番行為をされそうになった場合は受話器を上げ、フロントのボタンを押すだけです。そこから声を上げてもいいですし、受話器を上げておくだけでフロントの人が異変に気づいてくれるケースもあります。もし万が一怖くなったり、怖いことされそうになったときは受話器のことを思い出してくださいね。

実際に被害に遭ってしまった場合

ここからは実際に被害に遭ってしまった場合をお話したいと思います。これらの知識を覚えておきますと、実際に被害に遭われる前でも先程書いた対策もスムーズに行えたり、知っているだけで対策にもなるものなので是非読んでみてくださいね。

まず最初にポイントだけ抑えさせていただきますと

  1. 刑事ではなく、民事で
  2. 周囲に知られることはない
  3. 証拠になりそうなもの

以上三点になります。それでは、順を追って説明させていただきます。

①刑事ではなく民事で!

当時、弁護士さんに取材していて個人的にも衝撃だったのが女性が自らの意思でラブホテルに呼んでいる女性用風俗の場合、警察が事件として取り扱うことは難しいというものでした。

性被害を取り締まる刑法といえば、強制わいせつ罪(刑法176条)、強制性交等罪(刑法177条)、準強制わいせつ及び準強制性交等罪(刑法178条)があります。

これらは女性を暴行や脅迫をして性行為に及んだり、薬で意識を朦朧とさせて性行為をすることを取締ります性被害で警察が動く際、暴行の跡、脅迫の証拠、飲酒や薬の摂取の証拠などが必要になってきます。実際に暴行の跡などあれば動いてくれる可能性はありますが、抵抗して一生残るような外傷を受けるのも怖いですよね。なので警察に行くことはあまりおすすめされませんでした。

※これは警察官の方が悪いという意味ではなく、システムのお話です。実際には動いてくれる、動いてくれたよ等の経験や現職の警察官の方の訂正があれば、指摘していただけると助かります。

しかし、民事ならば対抗できる可能性があります。刑法とは国家から個人に対する禁止事項を定めた法律で、民法とは個人間の紛争についての法律になります。女性用風俗のサービス利用時に起こった性被害なので、民法の「債務不履行・不法行為」によって損害賠償を請求する事は可能です。周囲に知られることなく。「債務不履行」とは簡単に言えば相手が約束通りの義務を果たさない事をさします。

「不法行為」とは違法行為により意思に反して身体や精神を傷つけることをさします。この時、相手の行為が故意や過失にもとづくことが損害賠償請求には必要になってきます。つまり証拠が必要になってくるのです。

②周囲に知られることはない

このような動き方をすると同時に不安になるのが、家族や友人に知られてしまうのではないかというところだと思います。確かに民事裁判まで発展してしまえば、公開裁判になってしまうため、名前や年齢が明るみに出てしまいます。しかしそれはお店側も同じです。裁判になればお店の名前も責任者の名前も公開されます。場合によっては風営法違反で警察や保健所も動く可能性もあるでしょう。前例のない事なのでニュースにもなるかもしれません。

つまり裁判を恐れてるのはお店側、キャストも同という事です。キャストは副業で働いている人がほとんどですからね。

民事訴訟の提起でなくても,悪質なキャストがいる店舗であることを警察に言うことで、売春防止法(刑法)や風営法(行政手続法)上問題となり、警察の行政の立場(風俗店を監督する立場)から店舗を取り締まるよう働きかけ、店舗に圧力をかけることができる可能性もあるので”代理人”に相談してみる価値はあります。

示談になる場合は、ある程度の証拠があれば弁護士を通じてかなり優位に進められます。併せて、連絡したNPO団体や弁護士などの代理人に事前に家族や恋人に知られたく無い旨を伝えれば周囲に知られる事なく進める事が出来ます。普段通りの生活をしている間に事が進められるのです。代理人とは、被害に遭われた方の代わりに動いてくれる方々です。

具体的には弁護士やNPO団体、弁護士団体になります。非営利活動法人で各専門家がいる団体の場合は婦人科への同行、警察への通報、弁護士への連絡、カウンセラーの手配などを担ってくれるところがあり全国の性被害・性暴力被害者のためのワンストップ支援センター全国共通短縮番号#8891(はやくワンストップ)に発信すると現在地から一番近くの支援センターに直通で繋がり、近隣でのクリニック他、相談や紹介をしてくれます。

性犯罪・性暴力被害者のためのワンストップ支援センター一覧

③証拠になりそうなもの

こちらが実際に被害に遭われてしまった場合の最後のポイント、”証拠“になります。下記にあるものを残しておくと後に優位にことを運べるようになります。

  1. 婦人科の領収書、診断書
  2. お店、キャストへの抗議の記録。DMやLINEのスクリーンショット
  3. ホテルの領収書
  4. ホームページのキャストの写真
  5. 友人や他ユーザーさんに相談した際のDMかLINEのスクリーンショット

以上5点になります。こちらも順番に説明させていただきます。

①婦人科の領収書、診断書

膣内で出されてしまった場合でも膣外に出されてしまった場合でもDNAの採取可能なことが多いです。膣内に傷が残っている場合があるのでかなり有効な証拠となります。また、アフターピルの処方もして貰えます。希望があれば病院に同行してくれるNPO団体もありますので連絡してみましょう。ただし、事件後72時間以内でないと証拠として診断書が使えない上にアフターピルが間に合わない可能性もあるので出来る限り早めに診察を受けましょう。

アフターピルとは・・・緊急避妊薬の事を指します。避妊に失敗した場合や望まない妊娠を防ぐ為に用いるものです。性行為後3日以内(72時間)に服用すると97〜98%で妊娠を防ぐことができ、早いほど効果があると言われています。性行為5日以内(120時間)でも効果はありますが63%ほどと避妊成功率が低くなってしまいます。迅速な対応の必要性からか現在はLINEなどからオンライン診断で郵送手配ができるサービスも多くあります。薬にはいくつか種類があるようです。ご利用のクリニックの説明を参考にしてください。

全国24時間365日対応LINEオンライン診療をしている中でわかりやすかったHPを参考までにこちらに添付しておきます。

②お店、キャストへの抗議の記録。DMやLINEのスクリーンショット

抗議の記録も有力な証拠になり得ます。お店とのやり取りや、キャストへのやり取りで話していることを記録できますし、言い分を変えた時にも重要な証拠になります。被害者の感情、心理的状況を第三者に知らしめるのにも有効です。

③ホテルの領収書

被害に遭った日に実際にホテルに行っていた記録になります。こちらも有効な証拠です。状況によってはホテルの名前や場所などのやり取りを店としている場合もあるのでそちらとの差異がないかの確認にもなります。お会計の後、可能であれば取っておく、もしくはカード決済の場合は明細表でも代用可能です。

④ホームページのキャストの写真

実際にそのキャストが店に所属していた証拠になります。被害があり抗議した後、お店によっては隠蔽のためキャストの写真を消す可能性もあり得ます。ですので、キャストの写真はスクリーンショットを撮っておきましょう。

⑤友人や他ユーザーさんに相談した際のDMかスクリーンショット

これも被害者の心理的状況を説明する有用な証拠になります。また、作り話ではないかなどと言われた場合にも自分がちゃんと他人と話したことを残しておくのは大切です。もし他の人に相談していた場合には、許可を取ってスクリーンショットで取っておきましょう。

そしてこれらの証拠と共に可能であれば時系列がわかる簡単なメモがあるといいでしょう。

  • いつ予約した
  • ホテルに入った時間
  • セラピストと会った時間
  • 行為があった時間
  • セラピストが帰った時間
  • セラピストとのDMでのやり取り

日時などは忘れやすいです。これらも被害に遭われた際の説明が簡単になります。証言との整合性も取れるものなのでもし可能であれば取っておきましょう。

終わりに

いかがでしたでしょうか。これらの知識は持っているだけで実際に被害に遭うことを防いだりできるものになります。不安を払拭する一助となれましたら幸いでございます。こちらのガイドラインは知り合いの弁護士の方に「皆様の力になれるのなら」と匿名で協力していただいたものになります。

おかげでより具体的な行動を指し示すものを作成することが出来ました。この場を借りて改めて感謝させていただきます

風俗は裸になるサービス、不安やリスクを感じると思うのは当たり前です。しかし、女性用風俗にはここにしかない価値があり、性の楽しさや癒しなど、多くの女性が安心して利用し、満足を得られる世界でもあります。そんな女性用風俗には意識の高いセラピストも沢山います。

私は4年間セラピストをしておりますが、セラピストとの出会いを機に自分に自信を持てるように努力したり、今まで持てなかった恋愛感情について考えられるようになったり、家庭の関係が改善したというような声も聞くようになりました。それだけではなく私のようにゆるふわに働いてるセラピストもいるので、難しいことは抜きにしてゆるふわに遊びたいという方もいることでしょう。
このように自分に合ったセラピストを選ぶのもこの遊びの楽しみどころであります。


そしてこのガイドラインが、セラピストを選ぶ際の安心感に一役買ってくれたらとても嬉しいです。皆様、これからも楽しい女風ライフを。またこれから遊ぶ方々にも、何かしら喜ばしい出会いがあることを祈っております。

女風ガイドライン

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