女風対談【ビダン×エイタ】エイタの活動休止の理由とビダンが移籍した理由【前編】

女風対談企画第一回目は、FEMTASYのコラムでもお馴染み、ストロベリーボーイズ所属のエイタさんとBeauty&Beast所属のビダンさんが遂に初対面!今までお互いを気にはなっていたが直接出会うことがなかった2人。本日はみんなが気になっていたエイタさんの活動休止理由とビダンさんが移籍した理由を語ってもらいました。気になる方は是非一度読んで見て下さい。

お互いの存在について

ビダン:今回は僕が無理言って編集長にお願いしちゃいまして、笑
今日はお時間いただきありがとうございます。

エイタ:いえいえ、ビダンさんのコラムを拝見していて、自分とは違う思想がある方だし、お会いすることで刺激といいますか。僕も自分の新たな発見のために、自分で突くことに限界があるので、ビダンさんとお会いして何を引き出してもらえるんだろうって感覚で、楽しみにしていました。
こちらこそ、今日はどうぞ宜しくお願いします。

ビダン:ここまで4年間長く存在してく中で、ずっと頭の片隅にいるような存在で、意識の中にいるんだけど絡んでこなかった。そんな感覚です。
逆に絡んできたことのある人ってなるとヒメゴト東京のミサキくんだったり、北海道だとi.Eroのタケルくんとかになるんですけど

エイタさんの休止を知った瞬間、普段あまりセラピストに興味がない人間なんですけど、感情が動きましたね。エイタさんって存在は気にはなっていたんですけど、あまり人と絡まなそうだなって印象がありまして、会えないんだろうなって感覚でもありました・・・笑 
独特な雰囲気もありますし

エイタ:それはよく言われます。笑
実際にセラピスト活動をする中で、新人の頃は同店のセラピストさんと交流することもあったのですが、早々にセラピストに会わない選択をするようになりました。また写メ日記というツールを長年利用させてもらっているのですが、他のセラピストさんの日記やツイートも、基本的に見ない選択をしています。

どれも女性の安心感に僕ができる1つの行動だと思いしてきたことなんですが、4年も継続してると、なんらかの雰囲気が出来上がってしまったのかもしれません。
店長やオーナーからみても、独特な立ち位置やキャラに仕上がっているかと思います。笑
僕としてはビダンさんがこの世界に長く存在しているのを知っていましたし、また僕とは全く違った独特な世界観を持っている方だなとすごく興味を持っていました。

交流しないと同時に、自分の発信するべきことが固まってからは、他のセラピストさんの写メ日記やツイートを見ることもなくなりましたが、FEMTASYのエッセイを始めるにあたって、ビダンさんのコラムを読み、改めて僕には書けない全く別の世界観の持ち主だなと。一度会って話してみたいなと思っていました。  

4年間のセラピスト業を振り返って

ビダン:4年以上続けていく中でセラピストの仕事って、常に自分との向き合いみたいなものが自分にはあって、仕事の中で下心を感じたり、自分の本質に気づきすぎて悩んだり、自己に向き合いすぎてよく分からなくなったりしちゃう時が僕には何回かあったんですよね。というか一昨年くらいにメンタルが崩れちゃって笑

エイタ:わかります。わかります。

ビダン:そんな時、僕はミサキくんに全部聞いてもらったり、本業にしてるバンド活動を再開したり、色んな部分でバランスをとったりしてきたんですけど、エイタさんはセラピスト活動の中で、似たようなことってありましたか?

エイタ:ありましたよ。セラピスト活動の経過によって生まれるものだと思っていて、第一段階のまずはニーズ。ニーズがあるから嬉しい。新人の頃は少し忙しくても無理して予約を受けつけてしまったり。嬉しくていれちゃう。
求められることが、単純にやりがいになりましたし、頑張れちゃうんです。

第一段階のニーズができると今度は、語弊があると困るのですが良くも悪くも、人気に溺れてしまう。この仕事もなんだかんだ人気商売なので、ここで溺れてしまいアイドル・タレントと錯覚して自己満足な勘違いを起こす人と、もう一つが、人気があると今度は追求(満足させよう)テクニックを学んだり、学びに意識がいく段階になるかと。

ビダン:めっちゃわかります。1年目は僕もねむりさんの性感講習に行ったり、がむしゃらに学びに投資していました。

エイタ:その後2、3年目あたりから、自分の心情と相手の心に向き合うようになり、そのあたりから文章が洗練されてくる感じがします。施術って体に触れるというよりも心に触れることなんだと気付くんです。
人として、相手への向き合い方を改めて自分で考えて自分で答えを出す。そういった感情に向き合っていました。

ビダン:色んな女性の人生や経験を、沢山みてきたり受け取らせてもらう中で、なんていうんですかね〜 
自ら絞り出して逢いにくる人だったり、色んな心情をみていると、利害関係も最初に払ってもらっているので、ある意味そこからは利害が落ち着いてる感覚で、だからこそ人としてどこまでできるか?みたいな
心理カウンセリングの勉強を始めたのも、その一つだったりします。

エイタ:そうですね。
因みに僕は既婚者のお客様が多かったのですが、同じ時代を生きていて、当たり前のように平常心を保てている雰囲気の女性が、人には見えないし、見せない。そんな崩れそうな感情や色んな気持ちをエイタというセラピストにだけ見せていただく中で、今度は単純にそこにフォーカスしたいなって思うようになりました。

表現的には献身性はあるんですが、単純にそこを掘り下げて、何か理解できれば、変な話正直女風じゃなくてもいいんじゃない?って。もっといい提案ができるんじゃないのかな、と考えるようになってきたんですよね。

ビダン:うぁ〜〜シンパシーを感じます!。
本当に性風俗である必要があるのかなって気持ちになってくるんですよね。あるとしたら性愛みたいなものを越えないとできない関係値ってあるじゃないですか。
恋人と、結婚もある種の利害関係。脱げるようでお互いにそのメリットデメリットがあるっていうか、同じチームみたいな。笑

エイタ:肌を触れ合わせるって一番に仲を近づけるコミュニケーションだなって。
そこがあるから向き合えたり、話せる空間や関係性があって、エイタって人間に価値を見出してくれて今がある。施術前のカウンセリングが終了した時点で、話すだけでスッキリして施術なしでこのまま話しをしていたいという女性も多くいらっしゃるので、いつしか僕の中でマッサージや性感は保険みたいなものになって活動をしていました。それくらい話す、話せるって大事なんです。

性感は予約するきっかけであり、もちろん醍醐味だし、確かに価値はあります。
だけど、ただ”エロをしたい”という単純な思いではなく、その成分は非常に複雑なものだと僕は感じます。セラピストとしてキャリアを積んでも、人の感情に触れて自分なりの答えを出していくことの難しさは日々感じていました

なぜ休止発表を?

エイタ:単純に自分の成長が停滞してしまったということもあります。吸収しにくくなってきているなと。約5年も活動していれば全てが安定してしまい、いつも通りを続けていれば、この先もきっと安定的に活動継続出来てしまう。この”出来てしまう”ことが問題だなと。

出来ることではなく、セラピストとして”やりたいこと”は何なのか、伝えたいことはあるか、今まで当たり前だった活動内容や価値観に疑問を持って剥がしたい、女風という世界について遠目から見て考えたい、などそれ以外にもたくさんの思いから一旦立ち止まって熟考したく思ったからです。

今までの経験を自分なりにしっかりまとめたら、新たなステージが見えてくるかなと。

ビダン:僕も結果的に同じタイミングで移籍という変化を決めたので、年数的にそういう時期だったのかもしれません。僕自身も停滞というか、モチベーションの低下に焦っていた時期で、新しく空気の入れ替えをしたかったと強く感じていました。なので挑戦として、新進気鋭の店で再スタートを切ろうと決めました!

エイタ:休止の時間は僕にとっても考えるいい機会になりますが、僕とお会いしてくれている方にとっても、今後の利用について考えるいい機会になるような気がします。
“ずっとこの世界に居てくれるような気がしていたので、今は驚いています。”というお声も多い中で、必ず訪れる”来たる時”に向けて何かしらの準備も必要になるのかなと感じています。お互いに、ここに慣れずに色んな人・物事に目を向けることは大事だと思うので、この時間をお互いにとっていいものにできたらなと思っています。

↓前編を読んでない方はこちらをチェック↓

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