セックスレスも性交痛も自分が作り出した世界だった。RASセッションとは?

「弟子の準備が出来た頃に師は現れる」
という言葉があるらしい。私は、膣ほぐしを仕事にしようと決めてから、非常にありがたい事に何人もの「師」という方々にお会いする事が出来ている。

今回は、私が今提供している「RAS(Release Awakening System)」というストレス解消セッションの「師」であり、今ではとても尊敬している吉田めぐみ先生(通称めぐ先生)との出会いや、自分の内側と向き合う事で変わっていった私の話を書こうと思う。

RASは英語表記の通り、リリースと目覚めのシステムである。個性としての自分を生きていく事に対して、妨げとなる不要なものを手放し、本当の自分に気付き、目覚め、ワクワクのエネルギーで生きていくことが出来るようにサポートするセッションなのである。

目次

繋がったご縁

めぐ先生と初めて出会ったのは2019年4月7日。なぜ、そんなに日にちをはっきり覚えているのかというと、4月7日は私の誕生日だからである。その日に、普通のお客様としてホームページから予約をしてきてくれた。

めぐ先生は、当時から予約の取れないセラピストとして、一部では(と書いたら失礼かもしれないけれど)有名な方だったけれども、私はまだ開業して1年で知り合いも少なく、めぐ先生の事は知らなかった。

だからもちろん、めぐ先生も私の誕生日を知ってきてくれたのではなく。それは、ただの偶然だった。

来てくれたきっかけは、Tさんという、めぐ先生の事をとても慕っている女性がいて。Tさんは私に髪の毛の巻き方を教えてくれた事があった。その時の写真をTさんがFacebookで上げたのを見つけてきてくれたらしい。

Tさんは私より確か5つくらい年上で。とても美しい女性だった。なんで過去形かと言うと、めぐ先生と出会った1か月後の2019年5月に彼女は急死してしまったのだ。

その知らせを聞いた時は、あまりにびっくりて、悲しすぎたのだけれども。人はいつ死ぬか分からない。年齢や元々の健康状態さえも関係ないという事を知るきっかけとなった。

応援ではなく

めぐ先生が私のサロンに興味を持たれたのは、めぐ先生自身が16年前に子宮癌という大病を患った経験があったからだったと思う。

そして、2回目くらいに来た時に、「今年いっぱい、毎週水曜日の19時に予約入れてくれる???」と言われた時には、びっくりして面食らった。

(今年いっぱいって、まだ4月の終わりだから8カ月くらいあるけれども!!)

そこで、能天気に喜べるタイプではないので、正直プレッシャーだった。
しかし、めぐ先生自身は私が今まで会った「女性経営者像」とはあまりにかけ離れていて、ほわーんとしていて癒し系でまるで女神の様だったので、次第に私もそのプレッシャーがなくなり、めぐ先生の来てくれる毎週水曜日が次第に楽しみになっていった。

当時は(めぐ先生は人気者だから、毎週来ているなんてバレたら大変)と気を使って、芸能人張りに、めぐ先生の事は人には言わない様に(私が勝手に)気を付けていた。

この文章を書くにあたり、流石にもう時効だから、「私の応援を兼ねて来てくれていた事を書いても良いですか」と聞いたら、

「応援という上からな感じでなくて、今、この人はこれをやらなきゃいけない時なんじゃないかっておもって。自分は媒体として根源からおろしてくる役割だから、みんなの代表として通っていた事だ」という返事だった。
この返事を読んで私は泣いた。割と最近の私は一人でよく泣く。

口では色々と素晴らしい事を言う人は沢山いるけれども、本当にそれを実行している人に会ったのは、この時が初めてだと思う。

そもそもRASとは

めぐ先生は、2024年現在はボディケアを手放し、RASを主軸として活動しているけれども、2019年の時は両方行っていた。常にクライアントさんはキャンセル待ちをしていて、多忙を極めていた。

はじめ、RASと聞いた時は正直(やばい・・・。怪しい宗教に勧誘される)とビクッとした記憶がある。よく分からないスピリチュアルな事やネットワークビジネスの類いは、開業して1年で散々誘われていたので、この頃の私は特に警戒心が強かった。

めぐ先生が「RASはとても良いから受けると良いよ~。」と無邪気な感じでは言っていた事に対して、勧誘ではない事に気付くのにも時間はかからなかった。

こうして、めぐ先生と出会って3ヶ月くらい過ぎた頃、(毎週来てくれてるめぐ先生に対して、リラクゼーション以外に何か与えらているのだろうか)と疑問が湧いてきた。セラピストとしては10年くらい経っていたものの。全然自信がなかったし、いや、自信がないとか来て下さってるのに失礼極まりないけれども(笑)

もし、RASを受けて私が良い状態に少しでもなる事が、受けて下さってる、めぐ先生の何かためになるなら受けてみよう。と思った。それで「RASの予約を取ります。」とお願いした。

キャンセル待ちの方が沢山いたにも関わらず、重い腰がようやく上がった私を優先してくれたのか2週間後くらいに受ける事になった。

はじめてのRAS体験

RASは、無意識で個性と個性と合わない事を信じ込んでいるものの根っこを見つけ出して解放していくものだ。

その時出したお悩み5つは、覚えていないけれども。その時に出た信じ込みというのが1つで「厚かましい」だった。

「厚かましい」という信じ込みがあると、周囲に厚かましいと感じるような人がいたり、自分は厚かましいと思われない様に必要以上に気を遣う。または、思慮深い人が目につき、自分の厚かましさを感じるとか。

正直、顔には出さなかったけれども、ちょっとムッとした。そして、カラーカードと眼球筋運動で「厚かましい」という信じ込みを解放した。

セッションは90分くらいかな。あまりピンとこずに、終了した。

1回目のセッションの後に「菜緒ちゃんは、とにかくワクワクする方向にいけば良いんだよ。」とめぐ先生に言われたけれども、そんなものか・・・と肩透かしをくらったように終わった。

RASを受けたその後

RASを受けて1週間ほど経った時に、何故か分からないけれども。当時、私は自分のサロンの他に働いていてた店があり、そこを急に辞めたくなっていた。
RASセッションで、店を辞めたいなんてことは書いてないし、思いもしなかったから不思議である。8月の末で、自分のサロン1本にする為に辞めるという事を、マネージャーに伝えると快諾してくれた。
どうやら、マネージャーも会社を辞める様子だった。RASは、個性に合わない事はどんどん外れて、自分の本質に戻るセッションである。

私は、麻痺が強かったので、その店はもう自分にとってお役目が終わっていたのにも関わらず、(自分に合ってるし)と楽さに甘えて居座っていた。勿論、セッションを受けなくてもいつか辞める流れにはなっていたと思うが、RASは本質に戻る事を加速させる。

内側=外側

私は、ボディケアをずっとやってきてはいたけれども、内面の事を勉強したのはRASが始めてだった。
RASを受けてから、初めて知った事。それは、自分の内側が外側だという事。性の事で言えば、性交痛でSEXが出来ないのも、内側で「性交痛でSEXを出来なくさせたかった」から外側でその現象が起こっている訳だし、

「セックスレス」という現象も、実は自分が望んでいるから外側にそれが起きている。自分の事が全く分からなくて、自分と意思疎通が出来てないから外側で「セックスレス」が起きているとも言える。
そんなこと望んでないよ~、と思うかもしれないけれども、無意識で望んでいるのだ。RASはその「無意識の信じ込み」を解放させるシステムなのである。

性についていうと、何か問題があるとパートナーのせいになりがちだけれども。全ての問題は自分の中から産まれていると、いう事が腑に落ちれば、向き合うべきは自分自身であり。そしてとりわけ性に向き合うと、必ず人生は本質に向かう。

RASはそのツールの一つで、やるべき事は日々のコツコツの積み重ねしかないのだけれども。

RASについて、もっと詳しく知りたい方は、めぐ先生のホームページをご覧ください。

photo by ハマ子

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